『科学・医学の進歩には犠牲がつきもの』とよく言われますが、かつて人類はその発展のため、また好奇心から悪魔的で倫理観をガン無視した人体実験を数多く行っていました(⊙_⊙')
そんな黒歴史と言える人体実験の中から今回は5ケースほどピックアップしていくので、ぜひ最後までご覧ください...
Contents
ブアメードの血液実験
1883年にオランダの医師団がブアメードという死刑囚を使って
『人間は10%の血を抜かれたら死に至るのか?』
を確かめるため、彼を拘束したうえで目隠しをし、足の指に切れ目を入れ、足元に置かれた容器に自分の血が滴る音を聞かせ続けたのです(⊙_⊙')
医師たちは一定時間ごとに容器に溜まった血液量を告げると、それを聞いたブアメードはしばらくして死○でしまいます。
が!!!
実は医師団はブアメードの足を実際に切○たり、血を抜いていなかったんです。
彼は
『自分の体内からどんどん血が抜かれている』
と強烈に思い込んだことで死に至ったんですよ(*´Д`*)
個人的には『血を抜かれて自分は死○』と強く思い込んだことで、潜在意識にそのイメージが引き渡されて、それが現実化したと思っています。
これと似たようなケースで言えば、子供の頃から”バナナを食べると死○”と言われ続けてきた男性が大人になり、とあるレストランで食事をしていた際に出された料理があまりにも美味しかったことからスタッフに料理に詳細を尋ねたところ『この料理にはバナナを包んだ葉っぱが使用されている』と聞いた途端、発作を起こして亡くなった...
という話がありますが、人間のネガティブな思い込みによって死に至るほどの悪影響があることは、現代の様々な実験から判明しているのです_φ( ̄ー ̄ )
洞窟隔離実験
ステファニア・フォリーニ
引用:世界の猟奇殺○者
1989年、アメリカ・ニューメキシコ州で『外からの光も音も届かない地下150メートルの洞窟にたった1人で4ヶ月間生活したら人体にどんな影響があるのか?』を検証するための隔離実験が行われました(⊙_⊙')
この実験台を買って出たのはステファニア・フォリーニという27歳の女性でしたが、洞窟内に時計を持ち込むことを禁じられていたため頼りになるのは己の体内時計だけという状況...
彼女は洞窟内にアクリルガラスで作られたスペースに太陽や花の飾りを貼るなどして気を紛らわせていたものの、昼夜を判断することはできず、また孤独状態で次第に心身に不調が現れるようになりました。
ステファニアに起きた異変
まず眠くなる時間が日に日に遅くなったことに加えて、時間経過に対する判断力も低下していきました。
(30時間起き続けていることもあれば14時間寝ても”2時間しか寝てない”と主張する日もあった)
また1日の感覚が延びることで、食事の間隔が長くなり、体重減少・生理が止まり、さらに集中力の低下によって何をしてもすぐに思い出せなくなったのです。
4ヶ月間の洞窟隔離実験を無事に終えたが...
洞窟から出てきた際のステファニア
引用:YouTube
ステファニアはこのような苦しい状況でも4ヶ月間の実験を見事やり遂げました。
しかし、彼女は実験終了を告げられた際に
と口にしたのです。
4ヶ月もの間、洞窟内で過ごし続けた結果、
彼女の1日の感覚は40時間以上
にもなっていたことから”半分の時間しか経過してないように感じた”と考えられています(⊙_⊙')
実験後、ステファニアはしばらく体内時計が元に戻らず、何事にも集中できない状態が続き、生理も長期にわたって止まったままだったそうですが、この実験で人間にとって孤独状態が心身ともに大きな悪影響を与えることがわかったのです_φ( ̄ー ̄ )
フリードリヒ2世の命令で行われた『ネグレスト実験』
フリードリヒ2世
引用:Wikipedia
『ネグレスト』とは親が育児放棄する虐○を指す言葉ですが、これに関する実験がかつて中世ヨーロッパで行われました(⊙_⊙')
記録に残された最古のネグレスト実験は12世紀の神聖ローマ帝国を統治したフリードリヒ2世の命令によるものなのですが、彼は一度抱いた疑問は何がなんでも解決しないと気が済まない性格だったんですよw
そんなフリードリヒ2世は
という疑問を持ったため、国中から孤児を集めて
- 常に無表情で接する
- 赤ん坊に声をかけない
というルールを作って教育させたのです。
このルール以外はしっかりと赤ん坊の世話をしたのですが、予想外の結果になるんです。
ネグレスト実験は予想だにしない結末を迎える!
フリードリヒ2世の絵
引用:Wikipedia
なんと言葉を話す前に赤ん坊たち全員が死○してしまったんです(*´Д`*)
明確な死因は不明とされていますが、現在では過度のストレスによって体の免疫を失った状態で、何らかの病にかかったことで死亡したと推測されていますが、このようにネグレストは赤ん坊には大きなストレスを与え、最悪の場合は死に至らせるため、れっきとした虐○行為と言えるでしょう_φ( ̄ー ̄ )
猿と人間の禁断のハイブリット『半人半獣実験』
イリヤ・イワノビッチ・イワノフ
引用:ナゾロジー
漫画『ダーウィン事変』は
- 20XX年、動物解放同盟(ALA)のテロ事件で妊娠中のメスのチンパンジーが保護される。
- 保護されたチンパンジーが出産したのは、人間とチンパンジーの遺伝子を持つ「ヒューマンジー」の赤ん坊・チャーリーだった。
という感じで人間とチンパンジーのハイブリット、ヒューマンジーが主役となっているんですが!?
実は1920年代のソ連で、異種交配研究をしていた生物学者のイリヤ・イワノフが人間の精子でチンパンジーのメスを妊娠させる実験を行っているんです(*´Д`*)
スターリン
引用:Wikipedia
当時の最高指導者、ヨシフ・スターリンは俊敏なサルの能力と人間の知能を持つスーパーソルジャーを開発したいと考えていたことから、イワノフに白羽の矢が立ったわけです。
しかし...
半人半獣実験の失敗
1926年、政府から巨額の資金援助を受けたイワノフは、アフリカ西部ギニアに赴き研究を開始。
彼は白人よりもアフリカ人の方がチンパンジーに近いと考えていたため、現地男性の精子をメス猿に注入するという手法で実験を重ねていきますが、この実験は失敗に終わります。
そこでイワノフは次にオランウータンのオスと人間の女性を掛け合わせる実験を試みるも、精子を採取する前にオランウータンが死○だため、結局実験は行われませんでした。
その後、イワノフは実験の度重なる失敗よ政変によって地位を失い、逮捕されてカザフスタンに追放されてしまいますが、現在では人間とチンパンジーでは染色体の数が異なることから異種交配は不可能であることがわかっています_φ( ̄ー ̄ )
死の天使ヨーゼフ・メンゲレの双子実験
死の天使と呼ばれたヨーゼフ・メンゲレ
引用:コロナッシングラボ
ナチスドイツは多くの強制収容所で数々の非人道的な人体実験を行なっていましたが、その中でも最も悪名が高いのはアウシュビッツ強制収容所の主任医官で、後に”死の天使”と呼ばれるヨーゼフ・メンゲレの実験です(*´Д`*)
アウシュビッツで撮影された写真(真ん中がメンゲレ)
引用:Wikipedia
ヒトラーは
としてユダヤ人の抹○を唱えましたが、ヒトラーを崇拝していたメンゲレはこの主張に大いに賛同していました。
メンゲレの二面性と双子実験
メンゲレの犠牲になったジプシーの子供達
引用:コロナッシングラボ
メンゲレは実験台になる子供達に対して最初は優しく接し、お菓子をあげたり、子供たちを自分の車で収容所内をドライブすることもありましたが、何日か経つと
言って、子供たちを解剖台の上に乗せて容赦無く身体を切○裂く...という二面性を持ち合わせていたのです(*´Д`*)
また子供達が恐怖で泣き叫ぶと鬼の形相で
と怒鳴りつけて実験を強行...
メンゲレは
- 麻酔なしで手術
- 生きたままの人体解剖
- 性器の切○
- 有害な病原菌の注入
- etc...
など、考えつく限りの残忍な実験を行いましたが、彼の興味を最も惹いたのは
双子
でした。
1人の下半身に2人の上半身を縫合された双子の少女。
引用:コロナッシングラボ
メンゲレは当初、双子の身体の外観を観察するだけでしたが、徐々にエスカレートし双子の眼球を摘○したり、お互いの血液を入れ替える目的で体内の血液を抜くなどして、多くの双子を殺○していきます。
さらにメンゲレは『2つの臓器が1つの身体で機能するのか?』を調べるため、双子の背中同士を縫い合わせて
人工的にシャム双生児
を作りだします。
その後、縫い合わされた双子は感染症によって悲惨な姿になり、苦しむ我が子を楽にさせるために親が自らの手で絞め殺○たと言います。
メンゲレによる人体実験によって元々1500人いた被験者のうち1300人が殺○され、生き残ったのはわずか200人だけした。
ナチスが戦争で敗北するとメンゲレは南米へと逃げ込みますが、1967年にブラジルで海水浴をしている最中に心臓発作を起こしてこの世を去っています_φ( ̄ー ̄ )